「伝える」だけの管理職なら要らない…
管理職に部下のタスク進捗を問うと、「伝えておきました…」の回答…。私の経験則からすると、この「伝えておいた」ことで、管理職の仕事を終えたと考えている輩は、非常に多い…。そして、その大概は、結果を伴っていないのだ…
「伝えたからやるだろう」は幻想…でしかない。やったかどうか、欲しい結果は得られたかどうかが、重要なのだ…。組織が欲しいのは行為ではなく、成果あるいはそれに近づく足跡だ…
成果が出せない管理者は行為を追い、それを自己評価する…。成果が出る管理者は成果を気遣い、客観的に評価する…。当然ながら、管理職の求められるのは後者だ…
組織が欲しいものは成果だが、それを評価の軸にせず、「彼らはがんばっています」と虚しく吠えるエセ管理職…。「伝えたからやるだろう」は信頼ではなく、単なる無責任なのだ…
<推薦図書>
管理職はノルマの番人か? プレイング・マネジャーでありながら、チーム全体の成果を出すことを求められる中間管理職職。閉塞感が増す日本企業の彼らが、現状を打開していくために、リーダー能力を自己、他者、組織の3つの軸ごとに鍛える方法を明快に提示。リーダーシップを見つめなおす自己診断を豊富に収録…
書籍名:管理職の心得―リーダーシップを立体的に鍛える
著者名:大島 洋