顧客を知ることがどれだけ大事か…
売り方について議論をしていると、売る側と買う側で考えている「強み」の違いがよくある事に気づく。例えば、事業者にとっては当たり前の事がお客様にとっては画期的なことだったり、逆に自社で「強み」に思っていることにお客様にとっては、興味がなかったりするのだ。
顧客を知ることがどれだけ大事か…。伝える順序や表現方法を、顧客主語に変えるだけでかなり違うと分かる。顧客不在で、自社の「強み」を語るとどうしても自社主語になりがちだが、顧客という存在を入れると、その「強み」は生きたものになる。
自分にとっての「強み」は、相手にとっても同じか?
これは、個人にとっても同じことが言える。自分にとっての「強み」が、相手にとってはどうでもよかったり、逆に自分ではどうでもいいことことが、相手にとっては重要だったりする。
何かを動かす時、相手主語に立ち、相手が何を望むかを考えた時に、本当の「強み」は見えてくる…
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会社がどうすれば元気になるかについて、小山昇氏が24年の実体験に基づいて全ての情報を隠すことなく語った。情報化は決して、単なるIT化でないことを株式会社武蔵野の試行錯誤と成功物語から紹介する。IT化は出来ても、業務プロセスの革新、従業員の機動力向上とお客様満足の両立が実現できない。そんな経営者、IT部署、マーケターの方々に、自らの保有している経営資源を基に、どのようにして豊かな人間力に基づく情報化を行うかについて、武蔵野流発想と開発・実行プロセスを「ロードマップ」に描き、具体的に学ぶ良書。今後、益々、早くそして具体的に、中堅・中小企業における情報化投資の成果が求められている現在、中小企業の経営者必読の「情報化と人間力」の調和が取れた経営書で、わかりやすい入門書である。
書籍名:あなたの会社の強みを活かしなさい
著者名:小山 昇