「現状の倍の仕事をしろ!」と言われたら
上司から「現状の倍の仕事をしろ!」と言われたら…。一瞬で「ムリ」と思うのは早計です。「現状の倍の仕事をしろ!」という意味をもう少し深く考えてみましょう。分かりやすい話で例えると…
【現在】
- 一人あたり1000万円の売上
- 一日あたりの処理件数50件
【目指す姿】
- 一人あたり2000万円の売上
- 一日あたりの処理件数100件
こう考えるとどうでしょうか?まだムリですかね。なぜムリだと思うか?
「ただでさえも残業や、休日出勤をしているのに倍なんて…」
成果と労力を正比例して考えると私も難しいと思います。気づいた方も多いと思いますが、成果と労力は必ずしも比例しません。労力はそのままに、売上を倍にする。あるいは労力を下げつつ、売上を倍にする。分けて考えると、少なからずアイディアは出ます…
現状の倍の仕事をするには…
成果を挙げる直接的な行動を増やせば成果は挙がるので、間接的な行動を減らす、あるいはどこかにやってしまうのがカギです。営業活動で言うと、顧客との接点行動。これが直接的な行動です。つまり商談数です。もっと言うと、売上に近い商談行動は見積もりや提案工程です。それを阻害しているもの…
- 事務作業
- 意味のない巡回的行動(請求書持参や何らかの立ち会い)
- 日中行われる機能が重複した会議・会合
- …etc
この阻害しているものに着目をし、改善をしていけば労力は自然と縮小できます。
もうひとつ…。売上に近い営業行動は、見込み客への訪問です。初期接触は終わっているので、継続的に接触でき、かつ商売の話がしやすい相手を狙えばそれだけ、成果は近くなります。基本的な行動を見直すだけで、これだけ変わってくるのです。仕事における労力と成果の関係を比例して考えないこと…
- 労力をいかに減らすか
- 成果をいかに増やすか
要はいかに楽して、一石二鳥を狙うか…。これが、倍仕事をするポイントなのです。今の時代、スーツも仕事もやはりクールなのが求められるわけです…。仕事を時間の経過としか捉えられない方、やる気のない人には意味のない話ですが…
<関連記事>
<掲載ブログ>
<推薦図書>
両手を同時に動かす方法、不振の時期を短くする、相手より優位な立場に立つ…5000人以上の「行動特性」からわかった、成果を出す人材、出さない人材の26の共通点。