自社の強みはどこから始まる…⁉︎
自社の強みの発揮はどこから始まるのでしょうか…? 会社や事業によって、製品やサービスなど「強み」の捉え方は様々です。 先日、こんな事がありました…
「ご主人は何のお仕事をされてらっしゃるのですか?」
家づくりの勉強のために訪れたハウスメーカーの展示場で聞かれたのです。
「なぜそんなこと?」とお聞きしたところ、面白い回答が…
「お仕事の内容がある程度分かれば、お薦め出来る家のイメージが出来るからです。あくまでイメージですけどね…」
ほほう、面白いことをおっしゃるなと…思えば、これは当たり前のコミュニケーションで、提案型営業では相手のことを知るというのは、セオリーではあります。住宅購入というと、様々な提案が可能が故に、客の考えをそのまま聞くのが一般的…ですが、多くのハウスメーカー営業は、構造・断熱・外壁材・床材など自社の「差別化」「強み」をまず主張する営業マンが多いのも事実…
真似されにくい差別化…
しかし、この営業マンは「製品の強み」でなく、出会ったときから他の営業と違うことをしようというこだわりを感じます。「差別化」や「強みの発揮」が最初の対面時から始まっているのです。これはなかなか真似できません。カタログになど乗らない「差別化」ですから。まとめるとこうです…
- 「差別化」「強み」は、製品やサービスだけにとどまらない。
- 「差別化」「強み」の発揮ポイントは最初の工程から存在するのである。
- 「差別化」「強み」発揮ポイントが前工程に来れば来るほど、表面化しにくい。
- つまり真似がしづらくカタログに載らない「差別化」となる。
「自社の強み」を一度見直してみるのはいかがでしょうか…?
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書籍名:すごい差別化戦略 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方
著者名:大﨑 孝徳