属人化と標準化…
あなたの会社は休暇が取りやすいですか?休暇が取りにくい会社は、マネジメントレベルが低いと言っていい…。最近報道されているが、ブラックバイトなんかはまさにこの典型例である。
なぜか…?
皆さんもご存知の通り、業務が人につき、組織についていわないからだ。これを「属人化」と言う。一方で、業務の手順や判断基準などが、整理整頓され書面されている会社もある。これを「標準化」と言う。
標準化の方法は単純で、
- 手順、判断基準などを決める。
- 決められた手順、判断基準などを書面化する。(フロー図・手順書)
- 決められた手順、判断基準など通りに運用する。
- 不具合あれば、書面を更新、改訂する。
これだけだ…。しかし、これがなかなか出来る会社が少ない。
あなたの会社は、休みが取りやすいですか…?
人は、人に決められたやり方を嫌う。自分のやりやすい方法でやりたいからだ。個々人で見れば、属人化された状態は生産性が高く、書面など見なくても頭の中に入っている手順・判断基準で業務を行った方が早い。しかし、組織全体で見るとこれは危険で、「○○さんなら出来る」という状態を作りやすい。○○さんにとっても、自分しか出来ない状態にし、自分の身を守れるというわけだ。
管理職やクリエイティブな仕事をされている方はこの限りではない。しかし、休みをとれる補完体制があるかどうかは、企業のマネジメントレベル=リスク管理レベルが問われる…
寒くなり、風邪やインフルエンザが流行っているという…。あなたの会社は、休みが取りやすいですか??
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書籍名:社内標準化とその進め方 (新版QC入門講座)
著者名:久利 孝一