コミュニケーションが重要なのは当然…
コミュニケーションをよくしようとか、コミュニケーションは重要だとかは、よくよく言われる話。何か仕事で物事がうまくいかなかった時に、対策を考えさせると、大半こんな着地になることが多い…。そりゃそうだ。仲が悪いより、仲が良い方がいいに決まっている。私の考えは、「ヴィジョン」や「ミッション」が共有されていれば、仲が悪くても仕方ないかなと…。だって、人間なんだもん。嫌いな人や気の合わない人の一人や二人いるよ…
CHECKの頻度を高くしよう…
ここで言いたいコミュニケーションは、仲の良い悪いではない。PDCAでいうところの、C:CHECKについてだ。PLANについて正しくDOされているかをCHECKするのが、コミュニケーションだと言っていい。日本語でいうと、進捗確認の方が、しっくりくる…
大きな「ヴィジョン」があっても、緻密な計画があっても、成果が出ないことは多い。DOがなされないからだ。DOがなされないまま、放置している会社組織は多いのではないだろうか。DOが自分の能力でできずに困っている部下、外部環境変化により現実性欠いたDOもあるだろう。CHECKする機会が極端に少ないのが、原因だ…
多くの会社は、
- 決算期単位でCHECKし、
- 何かしらの原因をその場で検証し(言い訳し)、
- そしてまた計画する…。
こんなことをやっているから、同じことを何度も何度も繰り返す…。それを防ぐ為にも、CHECKは頻度高く実施しよう。私の感覚値では、1週間に最低でも1度は必要だ。
マネジメントの役割…
で、どうするか?洗い出すタスクの中に、CHECKするコミュニケーション機会を事前に設定してしまうことをオススメする。マネジメントの役割は、
- CHECKをして苦しんでいる部下に助言を与えること、
- DOが現実性を欠いた時に、そのDOを捨てる決断をすることだ。(捨てる為には、他のDOを洗い出していることが重要です。)
もう一度言う。PLANとDOをつなぐのが、CHECKであり、事前にCHECKするためのコミュニケーションの場を事前に設けよう…
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<掲載ブログ>
<推薦図書>
豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷きと相槌、会議運営のコツなど実践的な技から、弁証法的な対話の喜び、沈黙それ自体の意味など深い考察まで、縦横に展開。
書籍名:コミュニケーション力 (岩波新書)
著者名:齋藤 孝